2009
11.29
各タイプに対する印象論トーク
ヘッドセンター篇
七辻:日本はタイプ6の国という感じだね。実際、6の人が多いように感じる。というわけで、6は日本のマジョリティだと個人的には思ってる。そこにアメリカから輸入されたタイプ3の要素が加わったのが、現代の日本だと思う。
川犬:しかしヘッドセンターって面白いよね。5と6と7がまるで関係ないように感じる。実は三つとも憧れるタイプなんだけど、実際友達になろうと思って近づくと、最終的には寂しい気持ちになるんだよね。
七辻:思考型だから冷たい感じがするのかな。
川犬:そうだね、私には冷たく感じる。でも5、6、7ってさ、感情的な部分が意外と強いんだよね。ただ、感情的になるものはすべてネガティブなものに対してなんだよね。
七辻:7もネガティブ?
川犬:7がネガティブじゃなくて、7が感情的になるのはネガティブなものに対してだけで、そのネガティブな感情から逃げるために頭を使ってるという印象を受ける。
七辻:たとえばネガティブなものとは?
川犬:たとえば人間の嫌な部分とかあんまり見たくないように感じる。
七辻:自分にとって都合の悪い話とか暗い話題が出ると、話をすりかえるか、スルーするよね、7って(笑)
川犬:今、貴女笑ってなかったよ(笑)まぁいいけど。6ってさ、気持ち良いと感じるものは、周りが気持ち良いと思ってるような物に感じてる気がする。自分の感情とかと関係なくて。でも、嫌と思う気持ちは結構個人の感情に感じる。
七辻:たとえば?
川犬:他の人が嫌いだけど自分が大好き!と目を輝かせながら喋ってるところを見たことがないから。で、愚痴が多い。
七辻:ああ、わかる。メジャーなもの、支持者が多いものが好きで、愚痴って、安心したいみたいな。6の友達、結構今までにいたからわかるわ。6は人数も多そうだし、よく学校や職場で目にする光景。
川犬:日本って他の国に比べてルールや他人の目線を気にしてるように感じるけど、これは文化によって出来上がる性格なのか、本当に根の部分が6なのか、どっちなのか、良く分からないんだよね。
七辻:難しいね。日本人と外国人のエニアグラムタイプの正確な統計を取ることは不可能だし。でも、『菊と刀』を読む限りでは、社会的に作られた性格が6的なんじゃないかと思うよ。だから、日本人は各タイプの性格に、日本的な6の要素が加わって、その人の性格を補強したり、あるいはそのバランスを崩してしまったり。6的日本社会で息苦しさを感じているタイプは、いくつか浮かぶわ…(苦笑)
川犬:あ、今思ったけどさ、エニアグラムって3、6、9が繋がってるじゃん?他のタイプと繋がってないでしょ。それで、他の国はわからないけど、日本とアメリカには3、6、9が圧倒的に多くない?もしかして、その3、6、9が他のタイプと離れてる理由は、あるんじゃないかな?
七辻:ほうほう。面白いねぇ!私は統計もないのに3、6、9が日本とアメリカに多いと断言するのは苦しいけど、直感ではそう感じてたよ。こういう直感の話は、根拠がないし、そもそも大抵の人には言っても通じないから黙ってるんだけど。確かに、今までの自分の知り合いはに3、6、9が多い。何か3と6のカップルをよく見かけるわ…。9は誰にでも合わせられそうだし、4、5、8なんかとくっついてるのも目にはするけど、3と9、6と9ってのも、わりと目にするかも…。
川犬:貴女カップルの話多いね(笑)とにかく、私は3、6、9以外のタイプに本当に出会わない!だから少ないからこそ、3、6、9以外のタイプは物凄く目立つよね。シンキングセンターの5と7とか、凄くレアじゃない?
七辻:そういえば5と友達になったことないな。静かだし目立たないタイプだけど、やっぱり目に付くね。7も目に付く。
川犬:7は羨ましいよね、なんか。
七辻:アーティストタイプの人に結構いたりする。あと、おしゃれも好き。お酒とか音楽も好き。楽しいこと、気持ちいいこと大好き。私も刺激的なこと好きだから、7には好感持つ。7は、ばりばり我が道を行ってる感じで、そんなに他人に「優しく」ないというか、変に気を使ったりはしないから、女性の場合、そしてソーシャルではない7は特にそうかもしれないけど周囲から浮いてるね、この日本社会では。いずれにせよ、5も7も変わり者が多いし、マイノリティなんじゃないかしら。
川犬:そうだね。でもなんか上手く行ってない?シンキングセンターの三人。そのせいか、特に言うことないんだよね、この三つに対して。
七辻:5がスルー気味なんですが。。
川犬:私は七ちゃん以外にもう一人5の友達がいるけど、すごい変わり者だね、あいつは。7は、友達一人もいないなぁ。好きだけどね。あんまし私の職業とか趣味と関わらないタイプなのかな?あ、また5からそれちゃった(笑)
七辻:どうやら5は不人気のようであります。
川犬:私は大好きだけど。あ、でも5w6は好きじゃないかも。でも、会ったことないから妄想。
七辻:5w6は、いわゆる5らしい5という感じ。5w4より真面目で知的で保守的な印象。5w4だと、もっと奇妙な空気が出てる感じ。服装も5w4と5w6ではちょっと違う感じもする。ちなみに、統計取ったわけじゃないけど、5w4より5w6の方が人口は多そうな気がする。そして見た感じ、5w6の人は6の人のことが好きそう(好みそう)で、私と違って特に4への強い関心はなさそう。
川犬:まぁ、6が多いから、5w6が多いんじゃない?5w4だとシンキングとフィーリングだけど、5w6ってシンキングシンキングだしね。私とは話が合わなさそう(笑)そして、七ちゃんどうしたの?統計。統計。統計。
七辻:何言ってるの?
川犬:統計の話が多いから。
七辻:……(固まる)
川犬:本当に固まってる(笑)
七辻:解凍。えっと、ウイングの話が出たついでに、6について。最近の若い子を見てると、今の日本社会は6w7的なのかなぁと感じる。読んだことないから詳しくは言えないけど、「ケータイ小説」ってあるでしょ?ああいうのって6w7的な内容の気がした。粗筋とか読んだり、宮台真司の言ってたことを参照にしただけだけど。あの、不安定さとか「傷つきやすさ」とか、騙されても、裏切られても、愛されたい、みたいな。レイプ、自殺、裏切り、友情、恋愛みたいな具を鍋にまとめて入れてあるような。
川犬:そういうのって6w7っぽいの?
七辻:知らないけど、6って友情とか仲間とかカレシとかそういうのが一番大事っぽいじゃん。
川犬:ああ。
七辻:ノリが悪いなぁ。何かつまんない発言しちゃったかな。どよ~ん。。
川犬:つまんないというか、6の趣味がよくわからない。あ、そういえば、今日、私ジャニーズ事務所について記事読んでたじゃん?ジャニーさんのアレの事件に関して。日本ではあんまり書かれてないみたいだけど、ニューヨークタイムズでは書かれてたからびっくりした。まぁ、細かい内容はさておき、ジャニーズの人気は6の日本でしかあり得ないよね。もう多すぎてテレビつけるのも嫌になるよ。
七辻:日本の新聞はあまり過激なこと書かないけど、ジャパンタイムズなんかは結構過激な内容も扱っているよ。うちの親は讀賣新聞とってるけど、無難な内容だね。「私は皆と同じ」っていう安心感は得られると思う、読売。あの平凡な読者の投稿とかさ。「いい人」が買って読んで投稿してるという安心感だね。そしてジャイアンツ人気も。一番メジャーなところに属してると安心するという心理だね。あ、6の人は「お笑い」好きだと思う!何となくお笑いタレントって6が多そう。そして、日本のタレントには6が多い気がする。
川犬:うん。日本のテレビ見てると視聴者の仲間がわいわいしてるという感じが強い。アメリカだと自分ではあり得ないと思えるほどの才能の持ち主ばかりだね。日本に来て思ったけどさ、何に関しても何かと何かを「区別」する意識が凄く薄く感じる。
あ、「区別」はもちろんしているけど、どうAとBが違うかというより、どっち(人でも物でも)が何のグループに入ってるか、入ってないか、という感じで物事を区別してる気がする。
七辻:「私たち」と「それ以外」とか、そういう見方をしている感じはあるね。変わり者は「村八分」にされる。田舎とか、あるいはあまり進歩的でなく保守的な地域なんかだとそういう冷淡さが顕著だね。それはそういう地区の不動産屋でも感じたし。保守的な地区に住むと、「郷に入っては郷に従え」という諺に従わない限り、無視されたり、あらぬ噂をたてられたり、いじめられたり、とか、実際に結構あるみたいだし。
でも、そういう「冷淡なあの人たち」は、こちらが態度を変えさえすれば、「温かい私たち」に急変するわけで。こういう排他的で「温かい」集団を、どのように見るかは、その人次第だね。勿論、私はそういうのを好まないが、そういう人種が存在していることは、幼稚園の頃から知っているし、戦っても無駄なので、ひっそり暮らしてる(笑)
川犬:あ、長かったから自分の言いたいことを忘れそうになった(笑)
なんか6の人って大抵周りの人たちが皆同じであり、その同じである人たちが権力を持っているところから、湧き出すよね。なんか人と人の違いに対してだけどさ、実は「違い」に対しては敏感であるけど、一体何がなんで違うかとかに関しての感じ方は、物凄く鈍感なんじゃない?そう思うと、さすが「恐怖」が短所のタイプだな、って思う。その恐怖から逃げる為にグループで力を得て、そのグループに完全に自分のアイデンティティーをおくからね。その「同じさ」から自分を引き離すものや、余計なことを考えらせられるものには凄く攻撃的だね。べつに違ってる部分そのものに対しては何も考えてないからこそ、そうやってすぐ態度が変わったりするんじゃない?たとえば、私は8だから「裏切りに敏感」であることが短所でしょ?好きじゃない人が「信用できる」!と思えられれば、すぐに私の態度も良い風に変わる。と思うと、基本的に人が人や考えを嫌うのは、その考えや人自体じゃなくて、自分の「基本的恐れ」に関わってしまうからだね。
七辻:「違い」に対しては敏感だけど、何がどう違うかという関して鈍感というのはわかるなぁ。あまり反対のグループの思想について考えたりできないんじゃないかな。考えられないというより、「想像力が欠如している」と言うべきか。弱者や他集団への想像力が欠けている。優しいし、思いやりもあるのに何故だと思う。きっと、6は「好き嫌い」が激しいんだと思う。そこは4に似てるかも。あと、6は自分でも言ってるけど、傷つきやすくて、案外鈍感、仲間意識が大事。ひねくれてたり、対抗恐怖型の6だと、ツンデレ(?)っぽいけどね。
川犬:今大ブームのツンデレか。うーん、今はヤンデレだったっけ?まあいいや、続けて。
七辻:6は自分で「弱い」って言っちゃうしね。弱さをアピールして庇ってもらいたい、あるいは「免除」されたい。あるいは、厳しく強くあることで、周りにもそのタフさを求めるとか。そこが8に凄く似てる。多分うちの弟が6なんだけど、大学時代にエニアグラムのチェックリスト見てもらったら自分は8だと言った。でも、赤ちゃんの頃から弟を見てる私からすれば8はあり得ない(笑)子供時代、お母さんの手を握って離さなかったし、危ないことはしたがらないし、すぐに泣いてお母さんに助けてもらってたし、親に生意気なこと言って歯向かわないからぶたれたところも見たことないし。ちなみに私は逆だった。興味がある方向に一人でフラフラ行ったりして急にいなくなったり、親であろうと矛盾点があれば平気で攻撃したから。
川犬:弟可愛いね(笑)こういう人が権力を持つと厄介なんだよね。しかし、6の悪口大会みたいになっちゃってる(笑)3と同じ運命を辿ってしまってる!
シンキングセンターの話に戻そう。とにかく、シンキングな人たちは(あなたも含めてね!)感情にびびってて、頭ばっかり使いすぎ!感情的なくせにね(5w6は感情的なのかは怪しいけど(笑))。頭を使って、生き延びようとしてる人たちだね。5は知識を精神的な支えとして使ってる、6は知識を神扱い、7は口がうまくて、自分の感情に超鈍感。こんな感じかな。良い所を言うと、5は凄く面白い風に知識を料理してくれる、6は社会を強くするための忠誠心が強くて、職人的なものが上手い、そして7はこのネガティブな世の中を凄くポジティブに無理やり変更できる才能がある。このように、この三つのタイプの「シンキング」が大事だね。
七辻:お、良い感じにまとめてくれた。7は結構繊細なんだよね。だからこそポジティブ思考をしないと苦しいんじゃないかなぁ。これは少し9にも感じるけど。あ、MBTIでいうS(感覚)とN(直感)、T(思考)とF(感情)の組み合わせによって、かなり印象は変わると思う。
川犬:うんうん。
七辻:私は6についてネガティブなことを多めに書いてしまったことを少々反省している。別に嫌いなわけじゃないんだよ。好かれたり、優しくしてもらったり、良い友情を築けた経験だってあるんだから。ただ、あの優しさは自己防衛からきているもので、本当に自分を好きだったわけじゃないんじゃないかと思うと怖くなる。あんなに仲良くしてたのに、突然ブチ切れて絶縁とか、傷つきます(苦笑)あのギャップが怖くて、以来6で良さそうな知り合いができても、怖くて深入りできないんだよね、実は。寂しい…。
川犬:ああ、わかる。自分の周りからの仲間には優しいというイメージが6に大事だから、色々溜め込んじゃってるんだね。6の行動や判断は、自分より周りから来るものを優先するから、心の中が凄く大変なことになってると思う。
七辻:それはソーシャルの6に顕著な傾向かもね。周囲を優先するという。自己保存だともっと温かい優しい感じがする。セクシャルだと惚れてくれたら完全に味方状態になってくれるし。まぁ、ソーシャル6でも、そういうところはあるけどね。
川犬:なんかシンキングから離れてるから、この話は書くタイプの対談の時に続けよう。
七辻:シンキングは未来への恐怖、っていうのが一つの課題ではあるね。ヒッチコックやリンチの映画を見ると、5の恐怖が表れていると感じますな。
川犬:そうだね。そういう映画ってフィーリングセンターの人には作れないと思う?
七辻:そもそも作ろうという気が沸かないだろうなぁ。もっと叙情的なものや激しい恋愛や性愛みたいなものを好むんじゃないかな。エロティックで嫉妬とか成功と転落みたいなテーマを扱いそう。私はフランス映画の重苦しいうんざりすような恋愛映画って好きなんだけど、こういうものをシンキングセンターはあまり作ろうとはしなさそう。あ、でも7のセクシャルの人はそういうの結構好きだと思うけど、自分が作るとなると話はまた別で。
川犬:7が作ったもの。どんなものだろう。有名な監督や小説家とかいる?
七辻:ウディ・アレンが6w5だそうだけど、この人は5のウイング重いと思う。7w6にスピルバーグってリソの本にあったけど、この人も6のウイングが重そう。
川犬:そうだね。もっと7!って感じの人の作品は?
七辻:今は浮かばないけど、コメディとかに多いんじゃないの?ジム・キャリーの映画のノリみたいな。
川犬:あの人、変わってるよね(笑)
七辻:うむ。
川犬:他は?
七辻:うーん…。
川犬:そもそも興味ないから知らないんじゃない?(笑)
七辻:うーむ…。
川犬:まぁ、この辺でもういいんじゃない?各タイプでもっと詳しい話しようよ。むしろそっち先にした方が良かったかもね(笑)
七辻:そうかな?こうやって話すことで、次にもっと深めて書けると思うし、私はこの形式好きだよ。
川犬:はいはい。
七辻:何だか日本人論みたいになってしまった。